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「チームがんたら」について

福島、報告。その②

津波の傷跡をのこしたままの富岡町を通り、いよいよ車は楢葉町へ。

 

 

楢葉に入って一番最初に感じたことは、それまで見てきた町よりも

 

きれいに片付いている、という印象。

 

来春の帰町へ向けて、準備が進んでいるという感じがした。

 

線量も、思った程高くない。

 

関東など一部の線量の高い地域に比べると、低いくらいだった。

 

途中、コスモス畑があった。

 

「ここも田んぼだったとこです」と佐藤さん。

 

放っておくと農地がダメになってしまうから、そのためだそうだ。

 

福島(コスモス畑).jpg

コスモス畑の前で一枚。

 

その後、楢葉が見渡せる高台へ車は向かう。

 

 

福島(展望台から).jpg

以前、佐藤さんが「すっかり景色が変わってしまった」と言っていたのは

 

恐らくここからの風景のことを言っていたのだろうと思う。

 

向かって左が海側になる。

 

この写真にうつる地域の中には、佐藤さんが管理を任されていた田んぼもあったが津波でやられてしまった。

 

民家もほとんどなくなってしまったそうだ。

 

ブルーシートがかけられているのは、瓦礫。

 

言葉少なに三人でしばらくこの風景を見ていた。

 

 

 

そして、車はがんたら農園へ。

 

今年の春先、佐藤さんから「お米作りを再開します」と聞いた時、本当に本当に嬉しかった。

 

嬉しかったし、ただただ「すごい」と思った。

 

あの3月11日から、どれだけの絶望感を味わってきたのだろう。

 

どれだけ、涙を流しただろう。

 

どんなに辛く、悲しく、虚しく、悔しく・・・

 

ありとあらゆる感情を感じてきたことだと思う。

 

でも、佐藤さんは諦めなかった。

 

奥さんも「あの前向きな姿は本当にすごいと思う」と言っていた。

 

きっと、今だってまだまだ複雑な思いをたくさん抱えていることだろう。

 

それでも、お米作りを再開した佐藤さんの顔は生き生きして見えた。

 

 

 

 

見えますか?稲穂を手に笑っている佐藤さんの顔。

 

福島(がんたら農園2).jpg

稲刈りまであと数日となった稲穂を手に、佐藤さん、笑顔でした。

 

私はこの佐藤さんの笑顔が見れただけで、福島にきた甲斐があったと思った。

 

あぁ、私は佐藤さんのこの笑顔が見たかったんだとこの時、わかった。

 

 

福島(がんたら農園4).jpg

田んぼの事を色々と話しながら歩く佐藤さん夫婦の後ろ姿。

 

色々と問題は山積みだけど、

 

でも、やっぱりこれだけは言いたい。

 

お米作り再開、おめでとうございます!!

 

これからもずっとずっと応援しています!!

 

 

稲刈りも近く忙しい中、私のために辛い思いをしながら色々と案内をして下さり

 

本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

そして、再び埼玉の三郷に戻り、そこから東京駅へ。

 

お疲れだろうからここ(三郷)でさよならしましょうと言ったのに

 

佐藤さん、「いいや、東京で一杯やりましょうよ」と、また東京駅まで見送ってくれた。

 

 

 

駅の構内に酒屋と併設してお酒が飲めるお店があった。

 

そこで再び乾杯。

福島(東京駅乾杯).jpg

この後、日本酒も飲み・・・・

 

新幹線の時間になり、改札でお別れ。

 

過去二回はここで泣いてしまった私だけど、今回は笑顔で手を振ることができた。

 

佐藤さんに「寝過ごさないように」と念を押され、お別れ。

 

 

 

 

 

 

それなのに・・・

 

あぁ、それなのに・・・・・・

 

 

 

気が付けば、

 

「新大阪ぁ~、新大阪ぁ~」

 

 

 

あ~~~、やっちゃった(泣)

 

新幹線を降りて、改札の駅員さんに「あのぉ~、京都で降りる予定が・・・」と言うと

 

ニッコリ笑顔で「寝過ごされたんですね?」と。

 

「はい・・・・・・」

 

えへへ・・・

 

そしたら「今度から気をつけて下さいね~」と切符にこんなハンコ。

福島(誤乗車).jpg

「誤乗」

 

初めて見た。

 

電車を乗り換え、京都へ。自宅に着いたのは丁度日付が変わるころでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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