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日々のできごと

天橋立へ③

毎度、朝一番にお米を買いに来てくださったお客様に

 

「今日はパーティですか?」と聞かれたお米屋の嫁でございすriceball

 

「え?パーティ?」って聞いたら

 

「お化粧がバッチリだから」って(笑)

 

口紅の色を変えただけで、他は何も変わってないんですけどね。

 

ちょっと明るい時間のメイクには派手な色だったかしら。

 

パーティって。

 

行ってみたいわ~

 

 

 

さて。

 

 

天橋立シリーズ、第三弾!

 

記憶が薄れない内に、どんどん書こうと思います!

 

最初に言うときますけど、今日も長いですよ。

 

トイレをお済まし下さいませね。

 

 

 

傾いたペダルに曲がったサドルという「こだわり」の自転車で天橋立を走った後は

 

お風呂に入って、お部屋でお酒飲みながらまったり、じーじの話に涙したりなんかしてる内に

 

いよいよ、夕食の時間です。

 

 

あかん・・・・

 

あの空間を思い出しただけで・・・

 

震えてくる・・・・

 

 

夕食はお部屋ではなく、別の部屋に案内されました。

 

A子が先に戸を開けて、その部屋に入ろうとしたんですが

 

スリッパを脱ぐA子の足元を見てびっくり!!

 

 

思いっきりトイレのスリッパー!

 

 

 

それもビニール製の真っ黒なスリッパに白字で「TOILET」って書いてある

 

どこからどーみても「トイレのスリッパ」ってやつ。

 

途中でトイレに寄ったんやけど、そのまま履いてきた模様。

 

私が慌てて「あんたっ!それ、トイレの・・・」って言いかけたら、

 

部屋の奥から、めっちゃハッキリした男性の声で

 

「お客様、それトイレのスリッパです!!」って。

 

 

その言い方に、一瞬「?」って違和感を感じたんやけど

 

トイレのスリッパがおもしろ過ぎて、慌ててトイレにスリッパ置きに行って

 

戻ってきたA子とヘラヘラ笑って「すみませ~ん」とか言いながら、改めて部屋に入る。

 

そして、さっきの声の主を初めて見た。

 

 

 

全然、笑ってない(笑)

 

 

 

なんやろ・・・・この威圧感。

 

 

ここから魔の夕食タイムが始まったのです。

 

最初に感じた「?」の予感は的中やった。

 

 

ツッコミその③「SAKEソムリエ」

 

そもそも、なんで私がこの宿に決めたかというと、宿のご主人が酒ソムリエで

 

お料理に合った美味しいお酒を提供します!というのが売り文句だったから。

 

私もA子も日本酒が大好きなので、自転車と同じくらいそれを楽しみにしていた。

 

その夕食を取った部屋は、宿全体の雰囲気からすると意外なほど、ムーディー。

 

照明は暗めでBGMはジャズ、BARのような造りの中、5人も座ればいっぱいの小さなカウンターでお料理を頂く。

 

和の旅館での珍しいスタイルに、私もA子も「へ~、素敵やなぁ~」などと言いながらキョロキョロ。

 

そこへ、これから夕食が始まるというウキウキ気分を打ち砕くかのように、再び店主の声。

 

 

 

「お飲み物は、日本酒からでよろしいですか?」

 

「あっ、は、はい!」

 

 

 

なんやろ・・・・このせかされてる感じ(笑)

 

 

 

柱を挟んだすぐ隣に、同年代位の男性が一人座って食事をしていたので

 

広くはない部屋の中、何とはなしに話しかけていた。

 

うちら 「どこから来られたんですか?」

 

男性 「東京です」

 

うちら 「おひとりで?」

 

男性 「はい」

 

うちら 「いいですね~」

 

・・・・と、この程度の会話。

 

 

するとすかさず、奥に引っ込んでいた店主が現れ、こう言った。

 

 

「お客様、ここは旅先です。非日常の空間です。

 

あまりプライベートなことはお聞きにならない方がよろしいかと」

 

 

 

 

A子&私  「あ・・・・すみません」

 

 

あれ?うちら、注意された?40も半ば過ぎて、マナー違反ですか?

 

そんな聞いたらあかんことやった?

 

別に「彼女おるん?」とか「年収いくら?」とか聞いたわけやなし。

 

まぁ、この位まではA子も私も「てへっ、すんません」って感じやったわ。

 

のっけからトイレのスリッパやったし、ちょっと「この二人、要注意」位に思われたんかな、って。

 

 

 

最初のお料理、お造りが出され、そして楽しみにしていた日本酒が。

 

私の勝手な予想では、お酒の好みなんかも聞かれつつ

 

お料理に合ったお酒を2、3種類見せられて、その中から自分が選ぶ、

 

みたいに思ってたんですが・・・・

 

 

ウンもスンもなく、一升瓶をカウンターにデン!と置き

 

「最初のお酒はコチラになります。

 

コチラのお酒は、なんちゃら、かんちゃらで・・・・・・・・」とお酒の説明が続き、

 

 

 

最後に

 

 

「一杯、900円です。よろしいですか?」

 

 

 

A子&私 「あ、、はい」

 

これで「嫌です!」って言える人、おるんやろか。

 

「よろしいですか?」って聞くけど、「選択の余地なし!」って感じやん。

 

それに、そんなおっきい声で「900円です!」って言わんでもええやん。

 

そら、店側からしたら「値段を伝える」のも大事なことやろうけど

 

まさか一杯2000円も3000円もするもの黙って出さへんやろし

 

第一、お宅、さっき「ここは非日常の空間です」って言うたやん。

 

旅に出て美味しいもん食べよ!ってなったら、こっちだってお財布の紐、ちょっと位緩んでるわ。

 

まして、大好きな日本酒やもん、多少高くたって、美味しいなら「いただきます」ってなるやん。

 

それを、のっけからめっちゃドヤ顔で「900円になります!よろしいですか?」って

 

それこそ、非日常から思いっきり、現実に引き戻されるわ。

 

「え?きゅ、きゅうひゃくえん?ちょっ待ってや」ってお財布の中身、確認したなるやん。

 

 

 

おいおいー、ナンダこの人。

 

一品目ですでに暗雲たちこめたわ。

 

そして、肝心のその一杯目のお酒。

 

もう正直言って、あまりに濃すぎるキャラの店主に気が奪われてたから

 

お酒の味も思い出せないけど、店主そっくりで「濃い」お酒やったのは確か(笑)

 

一口飲んで、私とA子が「濃いお酒やなぁ」とか呟いているのを聞いて、

 

ハイ、再び、奥から店主登場~!

 

 

「今、『濃い』とおっしゃいましたね。正解です」

 

 

 

え?クイズやったん?

 

 

そしたら、言わんでもいいのにA子が私を指さして「この人、利き酒師の資格持ってるんですよ」って。

 

 

一瞬で店主の目つきが変わった。

 

 

こわっ!

 

 

店主 「ほう。どちらでお取りに?東京?大阪?」

 

 

私 「あ、大阪・・・です」

 

 

店主 「では、お聞きします。このお酒のタイプは?」

 

 

 

チッチッチッチッチッチッチ(タイマーの音)

 

 

私 「じゅ、醇酒・・・?」

 

 

店主 「正解!」

 

 

あれ?私、クイズ番組に出てるん?

 

 

店主 「でも、もっと言うなら薫酒よりの醇酒、と言えば文句ないでしょう」

 

 

私 「は・・・はぁ・・・・」

 

 

 

なんやろ、この全くくつろげない感じ。

 

 

効き酒師の資格持ってるって言っときながら、これ正解してなかったら何言われてたんやろ。

 

てか、大阪か東京、どっちで資格取ったかって何で気になったん?

 

 

 

 

ま、とりあえず正解したし、ホッと胸を撫でおろし、気を取り直してA子と喋りながらゆっくり箸を進めていた。

 

 

すると、ここでまた店主、登場。

 

 

 店主 「お造りを美味しく食べる方法をご存知ですか?」

 

 

うちら 「え?あ・・・・」

 

 

店主 「冷たい内に早く食べることです!早く口にお納めください」

 

 

喋ってんと早よ食べんかいっ!ってことでしょうか?

 

いや、いくら喋り好きのうちらでも、お料理ほっといて話に夢中ってわけやなかったんですよ。

 

ましてお造りなんてそんなバクバク食べれませんやん。

 

一切れ食べては、お酒飲んで、って感じでしょ、フツー。

 

 

しかも「早く口にお納め下さい」って。

 

初めて聞いたセリフやわ、人生四十数年生きてきて。

 

「早く口にお納め下さい」って・・・・(笑)

 

何度でも言うで。

 

「早く口にお納め下さい」って。

 

多分、死ぬまでに二度と言われん言葉やわ。

 

なんやろ、この言葉自体は丁寧やのに、全く心が感じられない感じ(笑)

 

お造りも結構分厚くて、量も多くて、それだけで腹六分目位になったわ。

 

 

 

私もA子もお酒を飲んだらそんなに量を食べないから

 

お料理は「お魚メインの少な目コース」みたいので頼んでたんやけど

 

二品目が煮魚やったかな。

 

これも身がふっくらしてて、美味しかった。

 

うん、お魚は美味しかった。

 

 

二杯目のお酒も選択の余地なく店主チョイス。

 

あ、画像貼るのすっかり忘れてたけど、これはまだ最初の方。

 

2016119211451.jpgちょっとだけ「?」って思いながらも、まだテンション高めの時(笑)

 

お隣の男性に撮って頂いた一枚。

 

 

そして、お造りはこんな感じ。

2016119211732.jpg

あまりに濃い店主に圧倒されて写真なんて撮るのすっかり忘れてたけど

 

A子はちゃんと撮ってたわ。

 

二杯目のお酒、飲むなりまたクイズや。

 

店主 「はい、ではこれは?」

 

私 「・・・薫酒・・?」

 

店主 「正解!」

 

 

あれ?みのさん?ここはクイズミリオネア?

 

 

その後のお料理、なんやったやろ・・・

 

途中で「箸休めにどうぞ」ってお浸しとかタコ酢?とか出たけど

 

正直、箸休めはいらんから、あなたが一旦引っ込んでくれと思た。

 

 

結局、食事時間どのくらいやったんかなぁ、

 

まぁ、とにかく最初から最後まで追い立てられるように食事をしたわ。

 

会話も全部、持っていかれるし。

 

私が北海道出身と知れば

 

「あー、あの〇年に〇〇(地名)で経験したホワイトアウトはすごかったですねー」

 

隣の男性が東京の降雪について触れれば

 

「あの〇年の東京の降雪は都会がいかに雪に弱いかを・・・なんちゃら、かんちゃら」

 

そして、常にドヤ顔。

 

もう、ええって。

 

 

最後の方はもう何を食べたかも思い出せない、ほんの数日前のことなのに(笑)

 

尻つぼみな感じで食事も終わり(て言うか、終わらされ)

 

退席しようとした、その時。

 

 

 

「明日の朝、自家焙煎のコーヒーをお出し致しますが、予約制です」

 

 

「一杯400円。どうされますか?」

 

 

 

もう・・・・・ええから・・・・・

 

 

 

A子&私  「・・・いただきます・・・・」

 

 

 

 

④へつづく・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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